タイ古式マッサージセラピストのための症状別の対処法を学ぶ講座です。腰痛を緩和するテクニックを学びます。うつぶせ姿勢で腰を30分間ひたすら押し続けても痛みの緩和はできません。腰痛の大半の原因は臀部の筋肉のこりでしょう。大臀筋、中臀筋、梨状筋・・・どこの部分が痛みの中心なのかがわかれば的確なアプローチができるようになります。上から横から斜めからそれぞれ的確に筋肉にアプローチできるようになることはセラピストにとっての最重要課題です。運動のしすぎでも腰痛になりますし、運動不足でもなります。大腰筋はお腹側からでないとアプローチできません。うつ伏せ姿勢では緩和できません。
内臓疾患が原因かもしれません。大腸系なのか、婦人科系なのか、腎臓系なのか・・・痛みの箇所である程度の推測もつきます。ストレスが原因でも腰痛になります。過敏性大腸炎など消化器系は確実にストレスの影響を受けます。内臓疾患なら腹部のマッサージをしないと腰痛は緩和しません。腎臓系の疲労には副腎疲労もあります。全身疲労や慢性的な倦怠感は副腎疲労が原因かもしれません。
腰痛の原因になる筋肉は、大きい筋肉が中心ですから、手や指だけではセラピストが身体を故障してしまいます。肘や膝を使ってアプローチしていかないといくら時間があっても足りません。このあたりは、エルボープレス、ニープレス、パワープレスボディケアフリースタイル実践テクニックで基本を学ぶとスムーズにできます。腹部のマッサージならチネイザンもお勧めです。
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