さらに昨今の状況は数年前と大きく異なり、タイマッサージ市場はポピュラーな存在として市場が確立されつつあります。多くの店舗が黒字経営をし、同時に深刻なセラピスト不足に陥っています。そこで、日本トラディショナルタイマッサージ協会(TTMA)では、マーケットが第2段階に突入したものと捉え、店舗に併設したタイマッサージの学習環境の設備を全国に推進してまいります。それには、もうひとつの理由があります。民間資格であるが故の盲点でもありますが、あえて協会に属さないまま、安易で危険な技術を伝達するスクールが増加しているのを抑止する目的もあります。単なるビジネス目的のスクールで生徒たちが犠牲になるのはどうしても防ぎたいと考えています。ややもすると、タイ古式マッサージは危険な事故を招く恐れがあります。サロンにお越しになるお客様は、100%健康体であるとは限りません。ロボットのように同じ作業を繰り返すことで思いもよらない事故につながってしまう危険性を含んでいるのです。そういった危機管理も含めてプロセラピストは学ぶことを怠ってはならないのです。 TTMAはこのタイマッサージ業界を整備し、モラルの欠如した業者を指導し、衛生的で安全で健全なタイ古式マッサージを増やしていく必要があると考えております。
多くの日本人および在日タイ人、欧米人が日本トラディショナルタイマッサージ協会(TTMA)の資格を保有するようになってきました。タイ古式マッサージを正しく普及させるためには、資格の整備が大切です。誤った行為や事故につながる危険な行為をタイマッサージとして行ってしまうことで、タイマッサージ自体が危険なものとして疎外視されてしまうかもしれないからです。正しい考え方や安全管理を踏まえたセラピストが世の中で活動するのを今後も見守っていきたいと考えています。今後は、タイ古式マッサージの素晴らしさを世界中の人たちに伝えていくことがTTMAの役割であると考えており、そのための労は惜しまぬ覚悟で運営をしております。 |