■歪みの原因を確認しましょう。
1、姿勢
左右どちらかにだけ負担のかかる行為は実に多くあるものです。かばんを持つ行為、足を組む行為など、日常生活には数え切れないほど多く存在します。スポーツにおいても、ボーリングやゴルフ、テニスなどさまざまなスポーツが前後左右どちらか一方への負担を強いるものです。このような行為では特定の筋肉を発達させ、結果として前後左右のバランスを崩し、頚椎、胸椎、腰椎などを歪ませる原因になります。
2、背筋への負荷
重たい荷物の持ち運びやウェイトトレーニングなどで背筋を酷使すると腰椎に負担がかかります。これを継続することで腰椎が前傾した状態になります。
3、腹筋の衰え
人間が背骨をまっすぐに支えるためには、腹筋と脊柱起立筋が共に働くものですが、腹筋を使わないことで、腹筋が衰えると、猫背になり、胸椎が後ろに曲がりすぎた状態になります。
4、ストレス
脳がストレスを感じると、自律神経のうち交感神経が優位になり興奮状態が続き、その神経に関連した部位の筋肉に凝りが生じてきます。また、12対ある脳神経の中でも副神経が興奮し、その神経がつながる肩の僧帽筋と首の胸鎖乳徒突筋が緊張します。この状態が続くと頚椎、胸椎の歪みとなります。また、ストレスは、胃、十二指腸、肝臓、小腸、大腸に負担をかけますので、胸椎や腰椎を歪ませる原因にもなります。
5、 冷え・寒さ
冷えや寒さを感じると、身体は前かがみになります。これは胸椎を歪ませる原因となります。
6、噛み合わせ
噛み合わせに異常があると、顎間接の歪みを招き、どちらか片側で噛むようになります。これjは、頚椎を歪ませることになり、頚椎が歪んだ結果、バランスをとろうとして胸椎や腰椎を歪ませることにもつながります。
7、打撲・外傷・怪我
筋肉に外から衝撃が加わると、内蔵などを守るために筋肉は硬直します。それが長時間続くことで頚椎、胸椎、腰椎、仙骨を歪ませる原因となります。
8、体表内臓反射
内臓に異常がある場合、身体の部位に反射的に筋肉が緊張します。この緊張が頚椎、胸椎、腰椎、仙骨を歪ませる原因となります。 |